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空き家問題を詳しく解説

皆様こんにちは!

大阪府藤井寺市で解体工事をさせていただいている株式会社スカイ・リクエストです!

皆様の中で空き家問題を抱えている方も居られるかもしれません。

今日は、空き家問題を詳しく解説させていただきます!





■空き家問題を詳しく解説

 

日本では空き家問題が深刻化しています。

平成30年度の調査では、空き家率が13.6%に達し、年々増加傾向にあることがわかっています。

しかし、「空き家があるからといって、どんな問題があるかピンとこない」という方も多いでしょう。

そこで、今回は空き家問題の概要、問題点、および解決策について詳しく解説します。

 

 


空き家とは、建物が存在しているものの、誰も住んでいない住宅のことを指します。

空き家は以下の4つの種類に分類されます。

 

  1. 売却用:売りに出しているが、買い手がつかない、または見つからないもの。


  1. 賃貸用:賃貸として入居者を募集しているが、入居者が見つからない空き室。


  1. 二次的利用:普段は利用されていない別荘などの予備的存在で、管理者が存在するもの。


  1. その他:長期出張や長期入院で入居者はいるが、実質的には空き家となっているもの。
  2. また、管理者の死亡などで意図しないまま管理者となった親族が放置しているものも含まれます。

 

 



大阪で空き家が増えることによる問題は多岐にわたります。

特に「その他」に属する空き家、つまり入居者がいるものの
管理が行き届いていない家屋が最も深刻な問題を引き起こします。


以下に、空き家が増えることによる主な問題を解説します。

 


  1. 空き家の老朽化:住宅は人が住むことで換気や温度調整が行われ、劣化が緩やかになります。
  2. しかし、空き家では天気によって室内環境が大きく変動し、
  3. 高温や低温、湿度に晒されるため、老朽化が加速します。

 

  1. 手入れ不足による被害:空き家は手入れがされないため、庭がある場合は雑草が生い茂り、害虫が発生することがあります。
  2. また、修繕が行われないことで、震災時などには倒壊して近隣住宅に被害を及ぼす可能性もあります。


  1. 防災防犯上のリスク:空き家はホームレスの住処になったり、不法投棄の場所になることがあり、防犯上の問題が生じます。


  1. 地方都市での空き家問題:空き家問題は人口の流出が多い地方都市で顕著ですが、
  2. 人口が集中している主要都市でも問題があります。
  3. 土地価格が高いため買い手がつかずに放置されることや、
  4. 駅やバス停などの主要商業施設から遠いなど、利便性が低いために売却が難しいケースもあります。


  1. 格安の新築物件の影響:地方都市では、新築の戸建てが安価で購入できるため、
  2. 空き家の中古物件に対する需要が低く、買い手がつかない問題もあります。

 


これらの問題は、地域や状況によって異なるため、
大阪の空き家問題の解決にはそれぞれのケースに応じた対応が必要です。

 



■空き家の増加理由



大阪で空き家が増えている理由は多岐にわたりますが、主に以下の4つの要因が挙げられます。
それぞれについて解説します。

 


1. 少子高齢化

少子高齢化は、空き家増加の大きな原因です。

かつては若者が多く、お年寄りが少ない人口ピラミッドでしたが、
現在では逆にお年寄りが多く、若者が少ない状態です。

この変化により、住宅の需要と供給のバランスが崩れ、
主要都市でも古くからある家が買い手を見つけられず、地方では人口減少によって家が余る状況が生まれています。

 



2. 所有者が放置してしまう

所有者が放置してしまうケースも多いです。
特に高齢者が亡くなった後、相続や管理が困難になることが多く、その結果として家が放置されることがあります。

また、遠方に住む家族が管理を放棄する場合もあり、空き家が増える一因となっています。
別荘として購入したものの全く利用せずに放置したりと
様々な原因で本来管理すべき所有者が放置してしまうケースです。



3. 中古より新築がいいという考え方

「中古より新築がいい」という考え方も空き家問題を助長しています。

新築住宅に対する需要が高く、中古住宅に対する関心が低いため、中古物件は売れ残りやすくなります。

この傾向が続くことで、空き家が増えてしまいます。

 


4. 節税のため

不動産を保有していることが節税の手段として利用されることもあります。

特に土地や建物の相続税対策として空き家を保有し続けるケースがあり、
これが空き家問題を悪化させる原因の一つとなっています。

相続税の節税目的で保有しているが、実際には活用されないため空き家が増えるというわけです。

 




■空き家に関連する税金



空き家に関連する税金には、以下のものがかかります。

 

(空き家を所有する場合の税金)

固定資産税

  • 土地・建物の所有者に課せられる税金で、誰も入居していなくても支払う義務があります。

都市計画税

  • 空き家の立地が市街化区域に指定されている場合に課せられる税金です。

これらの税金は「住宅用地の特例」を利用することで、一定の条件を満たすと安くすることが可能です。




(空き家を売却する場合の税金)

所得税

  • 空き家の売却による所得に課せられる税金です。

譲渡所得は「譲渡収入-取得費-譲渡費用」で計算され、その額に対して所得税が課税されます。

住民税

  • 空き家の売却に伴う所得に課せられる税金で、譲渡所得に基づいて計算されます。

これらの税金には「被相続人の居住用財産(空き家)を売ったときの特例」があり、
譲渡所得から最高3,000万円まで控除が可能です。

 

 

(空き家を相続する場合の税金)

相続税

  • 空き家を相続する場合に課せられる税金で、基礎控除額は「3,000万円+600万円×法定相続人の数」です。

これを超える部分に対して相続税が発生します。

登録免許税

  • 空き家の登記に必要な税金で、計算式は「不動産の固定資産税評価額×0.4%」です。

相続税には「小規模宅地等の特例」を利用することで評価額を減額し、相続税を軽減することが可能です。

 




 

■空き家問題を解決するための行政や民間の対策

 


(行政による対策)

 

空き家対策特別措置法

日本政府は空き家の再利用や税制優遇を進めるために「空き家対策特別措置法」を制定しています。
これにより、空き家の減少を目指しています。


特定空家の指定

空き家が景観を損なったり近隣住民に迷惑をかける場合、「特定空家」として指定されることがあります。
この指定を受けると、所有者に対して指導が行われ、改善が求められます。

特定空家に指定されると、「小規模住宅用地の減額」という措置(固定資産税を最大6分の1に軽減)が
受けられなくなるデメリットもあります。

 



(民間による対策)

 

空き家リノベーション 

大阪の民間企業やNPO法人が、空き家をリノベーションして新たな用途に活用するプロジェクトを行っています。
これにより、大阪の空き家を地域の資源として再生し、活用する試みが進められています。


空き家バンクの設立

空き家を登録し、大阪での売却や賃貸を希望する人とマッチングするための
「空き家バンク」が多くの自治体で設立されています。
これにより、空き家の有効活用が促進されています。


地域コミュニティの取り組み

地域のコミュニティや住民団体が空き家の管理や再利用を支援する取り組みを行っています。
地域の力で大阪の空き家問題を解決しようとする動きが広がっています。

 

これらの取り組みを通じて、空き家問題の解決に向けた努力が続けられていますが、
効果的な対策には行政、民間、地域の協力が不可欠です。

 





 

■空き家を増やさないための対策

 

空き家バンクの利用

 

大阪の各地域の自治体が提供する「空き家バンク」を利用することで、
空き家の情報を掲載し、移住希望者や購入希望者とのマッチングを行います。

これにより、空き家を効果的に活用する機会を提供しています。

 


空き家管理サービスの利用

 

空き家が自宅から遠く、管理が難しい場合は、空き家管理サービスを利用するのが有効です。

これにより、清掃や点検、郵便物の確認などを代行してもらい、空き家の管理を適切に行うことができます。

 


リフォームして貸し出す

 

空き家をリフォームして設備を最新のものにすることで、大阪で賃貸物件としての魅力を高めます。

これにより、借り手を見つけやすくし、空き家の有効活用が可能になります。

 


売却する

空き家を売却することで、所有者の負担を軽減できます。

リフォームを施してから売却することで、住宅としての価値を高め、
大阪で買い手を見つけやすくすることができます。

ただし、リフォームにかかる費用がかさむことがあるため、
売却価格とのバランスを考慮する必要があります。



解体して更地にする

 

大阪で空き家を解体して更地にすることで、新たな利用方法が見つかることがあります。
更地にすることで、土地の売却がしやすくなり、新たに戸建てを建てるなどの選択肢が広がります。

ただし、解体には費用がかかるため、事前に十分な検討が必要です。

 


これらの対策を通じて、空き家の問題を軽減し、より効果的な利用方法を見つけることができます。

 

 

■最後に


管理者がいるにもかかわらず、様々な理由で放置されている空き家は、
管理が行き届かずに街の景観を損ねたり、不法投棄の場になったり、震災時には倒壊するリスクがあります。

もし大阪市内、藤井寺、羽曳野市、松原市などで空き家を所有している場合は、
特定空き家とならないように対策を早めに講じることが重要です。

具体的にどう対処すれば良いか分からない場合は、大阪の専門の業者に相談してみることをお勧めします!



建物解体工事から内装解体工事、アスベスト調査・除去まで、
大阪市内、藤井寺市、羽曳野市、松原市などでの解体工事でお困りのことがあればお気軽にご相談ください。




【解体工事にお悩みの方】

 


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株式会社スカイリクエストは大阪府藤井寺市に事務所を構え、
解体工事のプロフェッショナルとしてや藤井寺市以外にも羽曳野市や松原市など南河内地区から奈良県西部など
木造・鉄骨・RC造など構造、規模問わず解体工事を承ります。

 

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解体後の土地活用のご相談など細やかなご提案が可能な点です。

 

現在空き家問題や自然災害の多発など解体工事の需要は年々増加しています。

空き家をお持ち、または解体工事を検討されている方気軽にご相談ください。

 

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是非一度お問い合わせください。

 



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大阪府藤井寺市を中心に羽曳野市、松原市、富田林市などの南河内地区、東大阪市や柏原市

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  • 2025.05.29
  • 解体工事コラム
  • Staff

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