皆様こんにちは!
大阪府藤井寺市で解体工事をさせていただいている株式会社スカイ・リクエストです。
アスベストの解体は、想像以上に大変な作業であることをご存じでしょうか。
今回は、大阪市内、藤井寺市、羽曳野市、松原市などでアスベストの解体工事に必要な知識、解体の流れ、
費用の相場、そして業者の選び方について詳しく解説します。
■アスベストの解体工事とは?
事前調査が必要であり、2023年からは調査を行う人も特定の資格を持った人に限られるなど、
アスベスト解体工事の規制は年々厳しくなっています。
アスベスト(石綿)は繊維状けい酸塩鉱物の総称で、「せきめん」や「いしわた」とも呼ばれています。
アスベストは以下の特徴があり、建材として非常に優れていたため急速に普及しました。
しかし、健康被害の影響が問題視され、建材としての使用は原則禁止となりました。
アスベストの存在自体が問題ではありませんが、
以下の点が「労働安全衛生法」や「大気汚染防止法」などの法律に抵触しており、建材としての利用が禁止されています。
また、解体工事にも細心の注意を払うことが義務付けられています。
もし、正しい解体方法が実施されなかった場合、
3か月以下の懲役または30万円以下の罰金が課されるなど、ルールも厳しくなっています。
アスベストを吸い込むことによって、以下のような病気の原因となります。
石綿は非常に丈夫で変化しにくいため、吸い込んで肺に入ると組織に刺さり、長期間にわたって滞留します。
これにより、15年から40年の潜伏期間を経て、肺の線維化、肺がん、悪性中皮腫などの病気を引き起こす可能性があります。
アスベストには3つの危険レベルがあり、それぞれのレベルに応じた対策が必要です。
発じん性とは「粉塵の発生率」を指し、発じん性が高ければ高いほど、解体作業中にアスベストが飛び散りやすくなります。
飛散しやすいアスベストは、近隣住民が吸い込むリスクを高め、健康に重大な影響を与える可能性があります。
そのため、以下のような対策が必要です。
これらの対策を講じることで、発じん性の高いアスベストの飛散を防ぎ、作業員や近隣住民の安全を確保します。
【発じん性が極めて高い】
「石綿含有吹付け材」という建材がこれに該当します。
アスベストと聞いて多くの人がイメージするのは、この綿状になっているタイプです。
アスベストを吹き付けて使用しているため、解体時に繊維が飛び散りやすく、吸い込む危険性が高いです。
ちなみに、一般住宅にはそれほど多く利用されておらず、主に立体駐車場などの大きな建造物に使われています。
【発じん性が高い】
「石綿含有保温材」や「耐火被覆材、断熱材」もアスベストを含む建材として知られています。
これらはシート状になっており、配管などに巻きつけられる保温材として一般的に使用されています。
これらの素材は軽量なものが多いため、崩れると大量に飛散する可能性があります。
【発じん性が比較的低い】
レベル1とレベル2に該当しないその他の石綿含有建材は、レベル3に分類されます。
これらは板のように硬く成形された建材で、比較的飛散しづらい特徴があります。
一般的な木造住宅でも使用されている可能性が高く、
自宅の「屋根材」「外壁材」「内装材(天井や壁など)」に含まれているかもしれません。
ここまでアスベストのレベルや対策について解説してきましたが、2022年からは規則がさらに強化されました。
2022年4月からは以下の条件を満たした場合、「アスベスト有無の事前調査結果」を報告することが義務化されました。
以前は、アスベストが含まれた建材が使われていることを前提とした作業をしていれば調査は不要でしたが、
これが原則として必須となりました。
さらに、そのわずか1年半後の2023年10月には、上記の条件に加え、
以下の資格を取得した者による調査が必要となります。
これらの資格を取得するには、実務経験が2年から11年の人材が必要であり、
アスベストの解体工事は年々大変になっています。
アスベストを使用した建物の解体の流れを説明します。
■図面などから対象建物の情報を確認し、現地調査を行います。
その際、必要に応じてサンプルを採取し、アスベストの有無や含有量を確認するための分析調査も実施します。
■分析が終わると、調査結果を報告します。
この結果に基づいて、どのような工事を行うかを決定します。
また、同時に官公庁や労働基準監督署への届出も行います。
事前調査から報告までには、1~2週間程度かかります。
■アスベストが飛び散らないように対策を講じつつ、アスベスト濃度の推移も監視します。
周囲に被害が出ないように準備を整え、この時に必要であれば近隣住民への挨拶も行います。
■作業員は手作業でアスベストを除去します。
飛散を最小限に抑えるため、慎重に作業を進めます。
■除去したアスベストは、産業廃棄物処理法の規定に基づき、専用の処理業者に引き渡して処分されます。
■工事完了後には、大気中のアスベスト浮遊状況を測定し、問題がなければ工事は完了となります。
解体費用はアスベストの「発じん性」レベルによって大きく変わります。
まず、アスベストの有無を調査する際に以下の調査が実施されます。
調査の予算は会社によって異なりますが、大阪ではおおよそ3万円から10万円が相場です。
アスベスト解体工事の費用相場は以下の通りです。
調査費用と解体費用を合わせると、最も安い一般家屋でも約30万円ほどかかるでしょう。
■アスベスト解体費用を抑えるには?
解体工事をもっと安くするためには、「相見積もり」と「補助金」を利用する方法があります。
全ての地域に存在するわけではありませんが、
自治体によっては「分析調査」や「除去工事」に関する補助金が提供されているケースもあります。
住んでいる自治体のホームページで情報を探してみると良いでしょう。
大阪市では「大阪市民間建築物吹付けアスベスト除去等補助制度」があります。
こちらについてご紹介いたします。
アスベスト含有調査
含有調査にかかる費用の金額(千円未満を切り捨てた金額)かつ上限金額内(上限金額 25万円(1試料あたりの上限金額 10万円))
アスベスト除去工事等
除去工事等にかかる費用の1/3(千円未満を切り捨てた金額)かつ上限金額内(上限金額 戸建住宅20万円、戸建住宅以外100万円))
アスベストに関する補助金は、以下の2つのカテゴリーに分けられます。
自治体によって補助金の内容は異なるため、事前に連絡や相談が必要です。
詳しくは大阪市のホームページをご覧ください。
■アスベスト解体工事業の選び方
●建築業許可を得ていなくても解体工事は可能ですが、
許可証がない場合は解体工事業登録が必要で、工事費などに制限があります。
もし、あからさまに安価な金額で請け負っている業者がいる場合、
その業者が制限を破っていたり、解体工事業登録が済んでいない、違法な業者である可能性があります。
そのため、建築業許可を得ている業者の方が比較的安全です。
契約を結ぶ前に、業者や自治体に対して建築業許可や解体工事業登録の有無を確認することをお勧めします。
●見積もりを確認する際は、金額だけでなく内容を詳細にチェックすることが重要です。
内訳が省略されていると、工事終了後に予想外の追加費用が発生する可能性があります。
見積もり内容が詳細で、わかりやすい業者を選ぶようにしましょう。
●自治体の補助金に詳しい業者を選ぶと、より安くするための提案をしてくれる場合があります。
補助金制度を上手に活用できる業者を選ぶことで、お得に解体工事を進めることができるでしょう。
アスベストの解体工事やその流れ、費用、相場について紹介しました。
アスベストは飛散すると健康被害の恐れがあるため、解体工事には事前の調査や対策が不可欠です。
これにはお金と高い技術が必要となりますが、自治体によっては補助金があるため、
うまく活用することで費用を抑えることができます。
建物解体工事から内装解体工事、アスベスト調査・除去まで、
大阪市内、藤井寺市、羽曳野市、松原市などでの解体工事でお困りのことがあればお気軽にご相談ください。
大阪府での解体工事のご相談なら株式会社スカイリクエストにお任せ下さい。
株式会社スカイリクエストは大阪府藤井寺市に事務所を構え、
解体工事のプロフェッショナルとしてや藤井寺市以外にも羽曳野市や松原市など南河内地区から奈良県西部など
木造・鉄骨・RC造など構造、規模問わず解体工事を承ります。
他社にない株式会社スカイリクエストの強みは、解体事業と並行して不動産事業も経営していますので
解体後の土地活用のご相談など細やかなご提案が可能な点です。
現在空き家問題や自然災害の多発など解体工事の需要は年々増加しています。
空き家をお持ち、または解体工事を検討されている方気軽にご相談ください。
問い合わせや相談などはこちらのHPから無料で出来ますので、どんな小さな事でも構いません。
是非一度お問い合わせください。
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大阪府藤井寺市を中心に羽曳野市、松原市、富田林市などの南河内地区、東大阪市や柏原市
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